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2023.11.11

コラム

独身の日セール

11月11日。1が並ぶこの日は独身の日として、中国では大規模なイベントが行われています。
今回のコラムでは、独身の日が与える商業面への影響について紹介したします。

目次
1. 独身の日セールのはじまり
2. 中国国内での一大消費イベントへ
3. 年々伸び続ける売上
4. 終わりに

独身の日セールのはじまり

中国では、1990年代に11月11日に独り者同士で、パートナーがいないことをからかって贈り物をしたり、結婚相手を探しながらパーティをしたりする慣習がありました。そこに目を付けたアリババグループが、2009年に初めてネットショップで、「独り者のみなさん、買い物を楽しみましょう」という呼びかけのもと大規模なイベントを開催しました。

中国国内での一大消費イベントへ

その後、ネット通販セールのみならず、スーパーやデパートに波及し、すっかり一大消費イベントに成長しました。
10月の国慶節、1~2月の春節と並ぶ商戦期と位置付けられるようになっており、毎年我々日本人がびっくりするくらいの桁違いの中国の内需の力強さ見せつけられます。

成長を続ける独身の日セールの売上

2014年から1兆円を超える規模になり、2019年には4兆円超え。これは11月11日のたった1日の売上です。購買意欲が掻き立てられてもネットに繋がらなく買えないという不満を解消するために、2020年からはセール期間を11日間に延長したため、一気に9兆円の規模に!
そして今年は不動産市場の低迷の長期化で景気の先行きに不透明感が広がり、厳しい雇用情勢が続いていることから、消費者の間で節約志向が強まっています。それにも関わらず、売上高は20兆円を超えているというのですから、驚きです。

終わりに

欧米文化のハロウィーンやブラックフライデーはここ数年で積極的に取り入れている日本ですが、日本経済を少しでも良くするために、この独身の日も早く「輸入」してみては?

井元産業では、様々な種類の陶磁器やキッチン用品、日用雑貨の輸出入を行っております。
取り扱い商品の詳細は、「取引商品・実績」のページをご覧ください。

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