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2023.07.25

コラム

よく使われる包丁の材質3種類について

目次
包丁の材質の種類について
鋼(はがね)
ステンレス鋼
セラミック
終わりに

 

包丁の材質の種類について

包丁の材質はたくさんありますが、大きく分けると3種類に分かれています。今回はその3種類について、それぞれの材質の特徴なども含め紹介させていただきます。材質によって切れ味やお手入れ方法、耐久度が異なるため、包丁を選ぶ際にはそれぞれの特徴を踏まえたうえでそれぞれの使用用途に合ったものを選ぶことが重要です。

 

鋼(はがね)

鋼は、和包丁などによく使われている材質です。日本料理店などで調理をする際にも広く愛用されています。鋼とは鉄に炭素を加えたもので、鉄のみだと足りない耐久性や、加工のしやすさをアップさせた材料になります。鋼の包丁のメリットは切れ味が良く、耐久性に優れていることです。反対に、デメリットは錆びやすい点とステンレス製包丁に比べて研ぐのが難しいという点です。研ぎ方や知識はいるものの、適切なメンテンナンスを行うことにより、長く使い続けることができる包丁になります。

 

ステンレス鋼

ステンレス鋼は、洋包丁を始め、様々な包丁に使われている材質です。ステンレス鋼は鋼にクロムやモリブデンなどを加えた材質で、鋼の弱点であった錆びやすいという特徴を改善したものになります。ステンレス鋼製の包丁の最大のメリットは錆びにくく、鋼の包丁ほど頻繁に研ぎが必要でない為、お手入れが簡単という点です。逆にデメリットは鋼の包丁に比べ、切れ味や耐久性が劣るという点があります。

食洗機でそのまま洗うことのできる包丁もあるため、その便利さからステンレス鋼製の包丁は一般家庭でも広く使用されています。

セラミック

セラミックはガラス質の素材を使っており、刃の部分が白い包丁が多いのが特徴です。また、鋼やステンレス鋼よりも硬い素材となります。そのため、セラミック製の包丁は切れ味がよいというメリットがあります。またセラミックは鋼やステンレス鋼に比べて錆びにくい点も大きなメリットです。反対に、デメリットとしては割れやすいという点があります。落とす、ぶつけるなどをすると割れてしまうため、取り扱う際には注意が必要となります。また、使用する前に刃がかけていないかをチェックすることも必要です。

終わりに

今回は鋼、ステンレス鋼、セラミック、3種類の包丁の材質について紹介させていただきました。それぞれメリット、デメリットがありますので、それを参考にして包丁を選んでみるのはいかがでしょうか。
井元産業では、多種多様な日本製の包丁を扱っております。詳しくは「取引実績・商品」ページをご覧ください。

 

(参考)
岐阜県関刃物産業連合会・岐阜関刃物会館

 

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